【2022年最新版】9月1日は防災の日!もしもに備えて防災対策を見直そう

毎年9月1日は、「防災の日」です。

今回は、防災啓発のために作られた防災の日の成り立ちを紹介するとともに、この日にやっておきたい防災対策や災害時の備えについて紹介します。

防災の日とは?

防災の日について、実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。そこでまずは、防災の日の成り立ちと、近年の大災害について紹介します。実際に起こった大災害について知ることは、災害への認識を深めるために役立ちます。

防災の日は9月1日、防災週間もある 

9月1日を防災の日とすることが制定されたのは、今から60年以上前の1960年です。防災の日が作られた目的については、1960年当時の官報に記載があります。 

官報によれば、防災の日は、政府や地方公共団体だけでなく、国民一人一人が災害についての認識を深め、災害に対処する心構えを準備することを目的としています。 

災害は、常日頃から注意し、しっかりと準備を整えておくべきものです。防災の日には、災害を未然に防いだり、被害を最小限にとどめたりするにはどうすればいいのか家庭や職場で考え、活動するために、地域や職場の防災訓練が行われることも多くなっています。 

また、1982年からは、9月1日を含む一週間が防災週間と定められています。防災週間には、国や都道府県、市区町村、学校などが連携し、防災訓練をはじめとした防災関連の行事や啓蒙活動を、全国で実施しています。

防災の日が9月1日に制定された由来は関東大震災がきっかけ

そもそも、なぜ防災の日は9月1日に制定されたのでしょうか。そのきっかけは、1923年9月1日に発生した、関東大震災にあります。 

マグニチュード7.9と推定される関東大震災は、近代化した首都圏を襲い、広範囲に渡って甚大な被害をもたらしました。死者は約10万5,000人、全潰全焼流出家屋は約30万戸にのぼったとされています。 

また、古来から、立春の210日後にあたる9月1日頃を、台風や強風などの災害が起こりやすい日として恐れた「二百十日」という言葉があるように、9月は日本の台風シーズンでもあります。かつて伊勢湾周辺地域に大きな被害をもたらした伊勢湾台風が起こったのも、9月26日です。 

これらのことから、地震や風水害などすべての災害への備えを啓蒙する日として、9月1日が防災の日として定められています。

代表的な災害例【地震】東日本大震災

東日本大震災とは、2011年3月11日に三陸沖を震源として発生した大地震(東北地方太平洋沖地震)による災害と、これに伴って発生した原子力発電所事故による災害のことです。 

最大震度は7、地震の規模はマグニチュード9.0を観測し、日本の観測史上最大規模の地震となりました。また、アメリカ地質調査所(USGS)の情報によれば、1900年以降に世界で起こった地震の中でも、4番目の規模となる地震でした。 

地震そのものだけでなく、地震による火災や津波による被害も大きく、特に地震の後に岩手県、宮城県、福島県を中心とした太平洋沿岸地域を襲った巨大津波による被害は、甚大なものとなりました。 

緊急災害対策本部の資料によれば、2021年3月9日時点で死者は1万9,747人、行方不明者は2,556人、40万戸を超える建物が全壊や半壊の被害に遭いました。 

首都圏でも震度5強が観測され、交通機関が不通となったことにより、多くの帰宅困難者が発生しました。東京都の発表によれば、帰宅できずに都や区市町が開設した一時受け入れ施設で一夜を明かした人は、約9万4千人にのぼったということです。

代表的な災害例【豪雨】西日本豪雨

西日本豪雨とは、2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に全国的に広い範囲で発生した、記録的な大雨のことです。前線の停滞や、非常に強い雨をもたらす線状降水帯、台風第7号の発生などにより、西日本を中心に長時間にわたって大雨が降り続きました。

6月28日から7月8日までの総降水量は、四国地方で1,800mm、九州地方で900mm、東海地方で1,200mmを超える地点があるなど平年の数倍となり、さらに、長時間の降水量について、九州北部、四国、中国、近畿など多くの観測地点で観測史上1位を更新しました。

この豪雨により、西日本を中心とした各地において、同時多発的に複数の河川の氾濫やがけ崩れ、浸水害などが発生しました。

内閣府による令和元年版防災白書によれば、西日本豪雨による死者は237名、行方不明者は8名、住宅の全壊は6,767棟、半壊・一部破損は15,234棟、浸水は28,469棟にのぼります。

防災の日を意識している人は全体の13.97%!?

古くは関東大震災や伊勢湾台風、近年では東日本大震災や西日本豪雨など、日本は多くの災害に見舞われてきました。

災害が多い国である日本に住む私たちにとって、災害について常日頃から意識し、対処する心構えと準備を整えておくのは、非常に大切なことです。防災の日は、私たちに必要な防災意識を高めるきっかけになる日として、意義ある日と言えるでしょう。

しかし、日本マーケティングリサーチ機構が2021年に実施した調査によれば、毎年防災の日を意識していると答えたのは、全体のわずか13.9%でした。一方で、防災の日は防災に関する事をやった方がいいと思うかという問いには、47.18%の人が、やった方がいいと思うと回答しました。 

日頃から災害を意識し、何らかの準備をすべきだとは思いつつも、なかなかできていない人が多いことがわかります。 

日々の生活の中でついつい薄れてしまいがちな防災意識を、防災の日をきっかけに高めていきましょう。

防災の日に
やっておきたいこと

災害時には、備えがあることで命が助かることもあります。防災の日だからこそやっておきたい4つのことを紹介します。

ハザードマップをチェックしよう
ハザードマップとは、災害による被害の軽減や防災対策を目的として作成された地図のことです。災害が発生した際に被災することが想定される区域や避難場所、避難経路などの情報が、誰が見ても分かりやすいように地図上に記されています。 

ハザードマップを確認しておくことで、自分が住んでいる地域の災害リスクを知ることができます。また、避難場所や避難経路を事前に確認できるため、災害への備えにもなります。

国土交通省では、全国のハザードマップを確認することができる「ハザードマップポータルサイト」を運営しています。 

ハザードマップポータルサイトでは、災害リスクを調べたい場所の住所を入力して、その場所の洪水、土砂災害、高潮、津波などのリスク情報を確認できるほか、各市町村が作成したハザードマップへもリンクできます。

ハザードマップポータルサイト:https://disaportal.gsi.go.jp/

防災アイテムの準備と点検をしよう

災害時にはライフラインが断たれ、支援体制が整うまでにしばらく時間がかかることも少なくありません。被災地に支援物資が届くまでには、概ね3日間はかかると言われています。 

このため、非常食や飲料を確保しておく、情報収集できるアイテムを準備しておくなど、日頃からいざという時のための防災アイテムを準備しておき、自分の命は自分で守れるようにしておくことが肝心です。 

すでに防災グッズを用意している人は、電池が切れていないか、備蓄食品の賞味期限が切れていないかなどを、防災の日にチェックしておきましょう。 

具体的な防災アイテムは、下記のリストを参照してください。 

● 非常食(2~3日分が目安)

● 飲料水(2~3日分が目安)

● 衛生用品(トイレットペーパー、ティッシュ、赤ちゃんのおむつなど)

● ラジオ

● 懐中電灯

● マッチ・ライター

● 軍手

● 衣類

● 救急用品(絆創膏、包帯、傷薬など)

● 現金

● ホイッスル

● 防寒具・雨具

● ポータブル充電器

避難場所と避難ルートの確認をしよう

突然の大きな災害にも慌てることがないように、いざという時どこに避難すればいいのか、地域ごとに決められた避難場所と、そこにたどり着くまでの安全な避難経路をチェックしておきましょう。 

各市町村があらかじめ定めている避難場所は、市町村のホームページや防災情報マップなどで確認できます。

避難場所を確認したら、あわせて避難場所までのルートも確認し、実際に歩いて安全性をチェックしましょう。例えば、ガラス張りのビルやブロック塀、古い建物やがけ・落石のおそれがある場所、災害時に通れなくなりそうな道幅の狭い道などは、避けるのが安心です。 

また、災害時に自宅にいるとは限りません。自宅の避難場所や避難経路だけでなく、会社や学校からの帰宅ルートも確認しておきましょう。

家庭で防災について話し合おう

家庭内で防災について話し合うことも大切です。 

災害が起きた場合を想定して、家族間で連絡をとる方法や待ち合わせ方法などを決めておきましょう。災害は、家族が一緒にいるときに起こるとは限りません。お子さんがいる家庭は、いざという時にどのように行動すればいいか、お子さんにもきちんと話しておきましょう。 

また、家族の連絡先や銀行口座、被保険番号などの情報をまとめておくなど、万が一に備えた対策を考えておくことも必要です。 

さらに、家の中の防災対策も見直しておきましょう。万が一転倒すると危険な本棚、食器棚、タンスなどの大型の家具は、壁に固定できるグッズなどを活用して倒れないように固定すると安心です。

【チェック!】災害に向け備えておきたいアイテムリスト

災害への備えとして欠かせない非常時用のアイテムには、3つのカテゴリがあります。まず「普段から持ち歩いておきたい防災用品」、次に「災害時にさっと持ち出して避難する、必要最低限の防災用品」、3つ目は「3日間程度の被災生活を過ごすための備蓄用品」です。 

カテゴリごとに必要なものを把握しておけば、非常時用アイテムの準備がスムーズにでき、きちんと整理しておけるのでいざという時に役立ちます。それぞれのカテゴリについて、どんなものが必要なのか紹介します。

普段から持ち歩きたい防災用品

災害は、家にいるときに遭うとは限りません。外出先や勤務先、学校への移動中などに災害に遭うケースもあります。このため、必要最低限の防災用品は、普段から持ち歩いておくと安心です。 

<普段から持ち歩きたい防災用品>

● 携帯ラジオ

● モバイルバッテリー

● ブザー、ホイッスル

● 小型の懐中電灯

● 非常食になるお菓子(チョコレートなど)

● ペットボトルの水 

災害時の情報収集に活躍する携帯ラジオには、コンパクトなサイズもあります。また、いざという時のスマートフォンのバッテリー切れを避けるため、モバイルバッテリーをかばんに入れておくと安心です。その他、万が一建物の下敷きになって動けなくなってしまったような時、救援を呼ぶのに役立つブザーやホイッスル、手軽に使えるコンパクトタイプの懐中電灯もあると安心です。

災害時さっと持ち出せる必要最低限の備え

災害時、家から避難しなければならないような場合には、できるだけ身軽に、自分の身の安全を一番に考えるべきです。このため、必要最低限のアイテムを、さっと持ち出せる状態にして準備しておきましょう。両手が空くリュックサックなどにアイテムを詰め、できるだけ持ち出しやすい場所に保管しておくと安心です。

<災害時さっと持ち出せる必要最低限の備え>

● 非常食

● 水

● アルミ保温シート

● 軍手

● レインコート

● 携帯トイレセット

● 衛生用品(トイレットペーパー、ティッシュ、赤ちゃんのおむつなど)

● 懐中電灯

● ブザー、ホイッスル

● モバイルバッテリー、手回し充電器

● ラジオ

● 救急用品(絆創膏、包帯、傷薬など)

● 乾電池 

災害時にさっと持ち出す備えには、取り急ぎ避難1日目をしのぐための防災アイテムを入れます。このため、非常食や水も必要最低限、無理のない量を準備するようにしましょう。

3日間程度の被災生活用の備蓄用品

災害時、避難所に救援物資が到着し、支援体制が整うまでには、しばらく日数を要します。このため、避難所に一旦避難した後、安全を確認して自宅に戻るケースを想定して、支援体制が整うまでの約3日間を過ごすための備蓄用品も用意しておくと安心です。 

<3日間程度の被災生活用の備蓄用品>

● 非常食

● 水

● 衛生用品(トイレットペーパー、ティッシュ、赤ちゃんのおむつなど)

● 調理器具

● はみがきセット

● カセットコンロ

● ガスボンベ

● 工具セット 

被災生活用の備蓄用品には、日用品や生活雑貨を用意しておくと便利です。例えば、災害時、ガスなどのライフラインの復旧にはしばらく時間がかかります。このため、カセットコンロやカセットボンベを用意しておくと重宝します。また、調理器具はさっと拭くだけで洗う必要のないテフロン加工のものや、水を使う必要のない無水鍋が便利です。

最新の防災グッズは
こちら!

防災グッズは日々進化しています。最新のグッズを取り入れることで、非常時でもより安心、安全な環境が整います。 

例えば、備蓄用の非常食は、きちんと確認しないと賞味期限切れになってしまうことがネックですが、食料をフリーズドライにして缶詰に密閉することで、25年という長期保存を可能にしたものもあります。 

また、スマートフォンによる情報収取が当たり前の昨今、特に注目されているのがポータブル電源です。ポータブル電源が1台あれば、停電時でもスマートフォンの充電や家電の使用が可能です。 

さらに、コンパクトで手軽に使えるサイズのソーラーパネルも便利です。太陽光さえあれば使用でき、スマートフォンなどを充電できます。 

最新の防災グッズも取り入れて、いつ来るかわからない災害に備えましょう。 

EcoFlow