キャンプや車中泊、防災など、さまざまな場面で活躍するポータブル電源。製品の種類が豊富だからこそ、選び方を誤ると後悔する結果につながりかねません。製品によって、定格出力や容量、充電速度などの性能が異なるため、用途に合った選び方が重要です。
そこで本記事では、ポータブル電源の選び方について解説します。用途別の選び方や、おすすめの製品も掲載しているので、家庭に合った1台が見つかるでしょう。ポータブル電源を導入して電力不足から解放されたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、内部のバッテリーに電力を貯めておき、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。モバイルバッテリーと異なり、消費電力の高い生活家電を動かせるほどの高出力・大容量を備えているのが特徴です。
家庭用コンセントと同じAC出力だけでなく、USB-A、USB-C、DCなど、幅広い出力ポートを搭載しています。軽量・コンパクトなデザインが多く、アウトドアや車中泊など、気軽に屋外へ持ち運んで電力供給が可能。災害時のバックアップ電源としても大活躍します。
ポータブル電源の選び方10選
ポータブル電源は数多くのメーカーから販売されており、製品によって出力や容量などの性能が異なります。目的を明確にしないまま購入してしまうと、オーバースペックや容量不足になりがちです。購入後の後悔を減らすためには、用途に合った製品選びが欠かせません。
ポータブル電源の選び方は、以下のとおりです。
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選び方1|定格出力
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選び方2|容量
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選び方3|サイズ・重量
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選び方4|充電方法
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選び方5|充電速度
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選び方6|出力ポート
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選び方7|出力波形
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選び方8|耐久性
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選び方9|安全性
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選び方10|機能性
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
選び方1|定格出力
ポータブル電源で動かせる家電の種類や、同時接続台数に関わる指標が定格出力です。定格出力(W)とは、ポータブル電源から安定的に供給し続けられる電力を指します。
同時に使いたい家電の消費電力を合計した値よりも、大きい定格出力を選びましょう。消費電力の合計値が定格出力を超えた場合は、家電が正常に動作しません。
選び方2|容量
ポータブル電源の選び方として重要な容量は、家電の稼働時間に関わる指標です。容量(Wh)とは、1時間あたりの電力使用量を指します。
容量が大きいほど、消費電力の高い家電を長時間動かせるのが特徴です。ただし、容量に比例して重量も増えるので、持ち運びやすさと容量のバランスを考慮しましょう。
選び方3|サイズ・重量
ポータブル電源を屋外に持ち運んで使用する場合は、サイズや重量も重要なポイントです。重くてかさばる製品を選ぶと、持ち運びが大きな負担になってしまいます。
持ち運ぶのが億劫になり、利用頻度が減ってしまうと、元が取れるほど活用できません。また、サイズが大きい製品は収納場所の幅を取るため、用途も限定されます。
選び方4|充電方法
ポータブル電源の充電方法が充実していれば、コンセントが近くにない状況下でも環境に適した方法でポータブル電源に充電が可能です。おすすめの充電方法を紹介します。
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充電方法 |
内容 |
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シガーソケット充電 |
車内に搭載されているシガーソケットから充電する |
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走行充電 |
車の走行中にオルタネーターで発電された余剰電力から充電する |
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ソーラーパネル充電 |
日照時間に太陽光発電された電力で充電する |
選び方5|充電速度
ポータブル電源の選び方として、充電速度も外せない要素です。急速充電に対応したポータブル電源を選べば、電力が必要な場面で素早く充電できます。
思い立ったアウトドアや、突然の悪天候、充電忘れなど、突発的な電力需要にも柔軟に対応できるでしょう。一般的には、1kWhの容量を1時間程度で急速充電できるのが理想です。
選び方6|出力ポート
ポータブル電源で幅広い電化製品を同時に動かしたい場合は、出力ポートの種類と数を確認しましょう。どんなに高出力・大容量のポータブル電源を選んだとしても、使いたい家電に出力ポートが対応していない場合は、家電を使用できません。
ポータブル電源にACやUSB-A、USB-C、DCなどの出力ポートが搭載されていれば、使用できる電化製品の幅が格段に広がります。出力ポートの数は、同時接続台数に直結します。
選び方7|出力波形
ポータブル電源から安定した電力供給を実現するには、出力波形も重要です。出力波形とは、ポータブル電源に蓄えられた直流を交流に変換するためのインバーターから出力される波形を指します。出力波形の主な種類と特徴は、以下のとおりです。
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出力波形の種類 |
特徴 |
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純正弦波 |
・周期的でなめらかな曲線を描く波形 ・コンセントから出力されるのと同じ波形 |
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矩形波 |
・直線的で角ばった形状をした波形 ・電化製品が故障や劣化するリスクが高い |
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修正正弦波 |
・矩形波をより正弦波に近づけた波形 ・精密機器には使用できない |
選び方8|耐久性
キャンプ場や山、釣り場など、屋外での使用が想定される場合は、ポータブル電源の耐久性も確認しておきましょう。ポータブル電源を持ち歩くと、どうしても揺れ・転倒・落下のリスクがあるため、高い耐震性や耐衝撃性が欠かせません。
屋外では突然の雨に見舞われる恐れもあるので、バッテリーに防水性が備わっているかも重要です。特に防災の用途では、過酷な環境下での使用が予想されます。
選び方9|安全性
ポータブル電源は大量の電気を扱うため、高い安全性が必要です。ポータブル電源に採用されるリチウムイオン電池は、衝撃や過充電、高温などによって発火のリスクを伴います。
安全対策を施したポータブル電源の選び方として、BMSが搭載されているかに着目しましょう。BMSには、過電圧や過負荷、過熱などに対する複数の保護機能が備わっています。PSEマークやフェーズフリーなど、第三者機関による認証を取得しているかも重要です。
選び方10|機能性
ポータブル電源の選び方として、出力や容量などの性能面だけでなく、機能面にも着目する必要があります。用途に合った付加機能が充実していれば、利便性は格段に向上します。ポータブル電源に搭載していると便利な機能は、以下のとおりです。
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停電が発生すると、瞬時に電気供給源がポータブル電源へ切り替わる
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悪天候が予想されると、自動でポータブル電源への充電が開始される
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電力使用のピーク時間とオフピーク時間に基づいて充放電を管理する
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アプリと連携して、バッテリーの状態や電力使用量を確認する
【用途別】ポータブル電源の選び方5選

平常時から非常時まで幅広く活躍するポータブル電源ですが、用途によって選び方は異なります。用途を考えずに購入すると「重くて持ち運びづらい」「電力が足らない」といった不満につながりかねません。ポータブル電源の主な用途は、以下のとおりです。
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用途1|キャンプ
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用途2|車中泊
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用途3|現場作業
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用途4|節電
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用途5|災害対策
それぞれの用途別に、ポータブル電源の選び方を詳しく見ていきましょう。
用途1|キャンプ
キャンプに持ち込むポータブル電源の選び方は、キャンプスタイルによって異なります。ソロキャンプやツーリングキャンプでは、身軽さを重視して軽量・コンパクトな製品がおすすめです。ファミリーキャンプでは、高い安全性が重要になるでしょう。
駐車場からサイトまで距離がある場合もあるので、取っ手付きで持ちやすいデザインを選ぶと安心です。また、導入する家電の消費電力によって、必要な出力や容量は異なります。
用途2|車中泊
車を宿代わりにする車中泊で使用するポータブル電源には、自宅にある生活家電を動かせるだけの出力と容量が必要です。特に照明器具やキッチン家電、冷暖房機器を車内に常設できれば、車の旅は格段に快適なものになります。
また、走行充電に対応したポータブル電源を選ぶと、目的地に着くまでの時間を活用して、効率的に電力の確保が可能。小型の製品であれば、収納時に圧迫感もありません。
用途3|現場作業
建設現場や設備工事などの作業現場では、電動工具を安定的に長時間稼働するために、高出力・大容量のポータブル電源が必要です。万が一、作業の途中で電力不足に陥った場合は、充電が完了するまで作業が滞ってしまい、スケジュールの遅延につながります。
また、粉塵や振動、屋外の温度変化に対応できる耐久性も重要です。屋外では突然の雨に見舞われる恐れもあるため、高い防水性能が備わったバッテリーを選びましょう。
用途4|節電
節電の用途でポータブル電源を導入する場合は、家庭で消費する1日分の電力量を蓄電できるだけの容量が必要です。電気料金が安くなる夜間にポータブル電源を蓄電しておき、その電力で電気料金が高くなる日中を過ごします。
また、節電効果を最大化するには、ポータブル電源がソーラー充電に対応しているかも重要です。日中に太陽光発電した電気をポータブル電源に蓄電しておけば、電力会社からの買電量を削減でき、大幅な節約につながります。
用途5|災害対策
災害対策として自宅に常備するポータブル電源には、停電発生時も普段通りの生活を維持できるだけの出力と容量が必要です。地震や台風などの災害が起きると、大規模な停電が発生し、復旧するまでに3日以上を要するケースもあります。
また、急速充電に対応したポータブル電源を選べば、警報・注意報が発令されてから充電を始めても、停電が発生するまでに十分な電力を蓄えられます。在宅避難だけでなく、避難所への避難も想定したポータブル電源の選び方としては、携帯性も重要です。
ポータブル電源で使える家電|出力の選び方
ポータブル電源における出力の選び方を誤ると、使いたい家電が動かせない恐れがあります。また、普段から家電の消費電力を意識して生活していなければ、用途に合った出力を導き出すのは難しいでしょう。ポータブル電源の出力別に、稼働できる家電を紹介します。
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ポータブル電源の出力 |
稼働できる家電 |
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500W~1,000W |
パソコン、LEDライト、洗濯機、テレビ、冷蔵庫、炊飯器 |
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1,000W~2,000W |
電子レンジ、電気ケトル、エアコン、オーブントースター |
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2,000W~3,000W |
電気ストーブ、IHクッキングヒーター |
ポータブル電源の用途別|容量の選び方
ポータブル電源の選び方において、容量は最も迷いやすいポイントといっても過言ではありません。容量が大きすぎると初期費用が高額になり、持ち運びづらくなります。一方で、容量が小さすぎると電力不足のリスクがあるため、用途に合っているかの見極めが重要です。
ポータブル電源の用途別に、適切な容量の目安を見ていきましょう。
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容量の目安 |
用途 |
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500Wh以上 |
ソロキャンプ、デイキャンプ、ツーリングキャンプ |
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1,000Wh以上 |
ファミリーキャンプ、お泊りキャンプ、車中泊、2人家族の防災・節電 |
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2,000Wh以上 |
3人家族の防災・節電、2泊以上のキャンプ・車中泊 |
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3,000Wh以上 |
4人家族以上の防災・節電、現場作業 |
ポータブル電源のおすすめ製品3選

売上高と販売台数が世界No1のポータブル電源ブランド「EcoFlow」は、幅広い用途で活躍する高性能なポータブル電源を販売しています。業界トップクラスの充電速度を誇る上に、様々な充電方法にも対応。充実した出力ポートと、豊富な出力・容量帯も魅力です。
幅広い用途におすすめのポータブル電源を紹介します。
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DELTA 3 Plus
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DELTA 3 Max Plus(2048Wh)
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DELTA Pro 3
それぞれの製品について、詳しく見ていきましょう。
DELTA 3 Plus
定格出力1,500W、容量1,024Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大2,000Wの家電が動かせて、停電時も普段通りの生活を継続できます。容量は最大5kWhまで拡張が可能。コンセントから56分、ソーラーパネルから70分の急速充電を実現しています。
重量は、2lペットボトル1ケース相当と比較的軽量なので、女性一人でも気軽に屋外へ持ち運べるでしょう。13個の出力ポートを搭載し、複数台の家電を動かして快適に過ごせます。
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DELTA 3 Max Plus(2048Wh)
定格出力3,000W、容量2,048Whのポータブル電源。最大3,800Wの電化製品に対応し、最大10,240Whまで容量を拡張できるので、停電対策や節電にもおすすめです。EVのインバーターに採用されるSiCパワー半導体技術を採用し、超高出力と92%の電力変換効率を両立。
4つのAC出力を2つに分けてコントロールできるので、「夜はエアコンと冷蔵庫をオン、照明だけオフ」といった便利な使い方もできます。主要ポートは前面に集約しており、スムーズな接続が実現。X-Stream急速充電技術により、わずか108分で満充電が可能です。
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DELTA Pro 3
定格出力3,600W、容量4kWhのポータブル電源。容量を最大12kWhまで拡張でき、X-Boost機能で最大5,100Wの家電を稼働できます。200Vの大型電化製品にも対応し、家庭の停電・節電対策から大型施設やイベントの運営まで、幅広い用途で大活躍。
単相3線式により、分電盤につなげば蓄電池、ケーブルを抜けばポータブル電源になります。最大2600Wのデュアルソーラー充電により、最短約2.2時間で満充電が可能です。5通りの充電方法に対応しているので、自宅から山奥まで幅広い電力需要に対応します。
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ポータブル電源の選び方に関するよくある質問
最後に、ポータブル電源の選び方に関するよくある質問を紹介します。
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ポータブル電源に採用されるバッテリーの選び方は?
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ポータブル電源メーカーの選び方は?
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中古のポータブル電源を選ぶデメリットは?
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女性・子供・高齢者が扱うポータブル電源の選び方は?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
ポータブル電源に採用されるバッテリーの選び方は?
ポータブル電源に採用されるバッテリーの種類は、寿命や安全性、自己放電率を基準に選びましょう。自己放電率とは、時間の経過とともに内部の化学反応によって電気が失われていく割合です。ポータブル電源に採用される主なバッテリー別に特徴を紹介します。
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リン酸鉄リチウム |
三元系リチウム |
チタン酸リチウム |
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正極 |
リン酸鉄リチウム |
コバルト、マンガン、ニッケルを含むリチウム |
マンガン酸リチウム |
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負極 |
カーボン系 |
カーボン系 |
チタン酸リチウム |
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メリット |
・安全性が高い ・寿命が長い ・自己放電率が低い |
・大容量 ・性能バランスが良い |
・安全性が高い ・寿命が長い |
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デメリット |
作業電圧、エネルギー密度が低い |
ショートや発火、破裂のリスクがある |
・ガスが発生しやすい ・作業電圧、エネルギー密度が低い |
リン酸鉄リチウムバッテリーは、他のバッテリーと比べて安全性が高く、過酷な状況下でも安心して使用できます。毎日充放電を行った場合、寿命は約10年間です。
ポータブル電源メーカーの選び方は?
ポータブル電源メーカーを選ぶ際は、まず最初にメーカーの実績を確認しましょう。売上高や販売台数、顧客満足度は、メーカーの信頼性を判断する上で重要な指標です。
次に同じ容量帯で各メーカーの製品を選抜し、定格出力やポート数、機能、重量などを比較しましょう。サポート体制が充実しているかや、保証期間の長さも重要です。
中古のポータブル電源を選ぶデメリットは?
中古のポータブル電源を選ぶ最大のデメリットは、安全性の低さです。使用履歴が不明なので、過去の使用者が不適切な扱い方をしていた場合、故障や事故のリスクが高まります。保証が付いていないケースも多く、修理費用は購入者が全額を負担しなければなりません。
また、バッテリーの劣化具合は外見から分からないため、最初の最大容量から大幅に減少している可能性があります。安さに惹かれて購入しても、実際には性能が大きく落ちており、新品で購入した方が良かったと後悔する結果にもつながりかねません。
女性・子供・高齢者が扱うポータブル電源の選び方は?
女性や子供、高齢者が扱うポータブル電源は、軽量コンパクトな製品を選びましょう。重量がある大型の製品を選んでしまうと、持ち運びづらく、使用頻度の低下につながります。
落下や衝突のリスクも高くなり、思わぬ怪我や故障、事故にまで発展しかねません。リチウムイオン電池を搭載するポータブル電源は、強い衝撃によって発煙・発火の危険があります。落下防止対策として、持ちやすい取っ手が付いている製品を選ぶと安心です。
まとめ
本記事では、ポータブル電源の選び方について解説してきました。
ポータブル電源とは、内部のバッテリーに電力を貯めておき、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器です。ポータブル電源は多くのメーカーから販売されており、出力や容量、充電方法、出力ポートなどが用途に適しているかを確認する必要があります。
キャンプや車中泊には、生活家電が動かせるだけの出力・容量を備えていながら、携帯性や収納性にも優れた軽量・小型のポータブル電源がおすすめです。一方、現場作業や防災、節電では、消費電力の高い電化製品を長時間動かせる高出力・大容量を重視しましょう。
EcoFlowは、世界No1の販売台数と売上高を誇る、高性能なポータブル電源を販売しています。電力不足に困らない生活を実現したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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