夏の湿気対策や、部屋干しの衣類乾燥に除湿機を使いたいものの、毎日動かすと電気代はいくらになるのか、不安に感じる方も多いでしょう。除湿機の電気代は、本体の消費電力や1日の運転時間、契約している電気料金によって変わります。
そこで本記事では、除湿機にかかる電気代を種類・期間別に解説します。その他の家電との電気代比較や、除湿器の電気代を節約する方法も紹介しているので、電気代を抑えながら室内の湿気対策も万全にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
除湿器の電気代を計算する方法
除湿機の電気代は、本体の消費電力、運転時間、電力料金単価を使って以下の計算式で算出できます。電力料金単価は、31円/kWh(税込)が広く用いられている目安です。例えば、消費電力220Wの除湿機を1時間使用し、電気料金単価を31円/kWhとした場合、電気代は約6.82円です。実際の消費電力は、運転モードによっても変わります。
除湿器の電気代を種類別に比較
- コンプレッサー方式
- デシカント方式
- ハイブリッド方式
- ペルチェ式
それぞれの種類別に電気代を見ていきましょう。
コンプレッサー方式|夏に強く電気代を抑えやすい
コンプレッサー方式は、湿った空気を冷却器で冷やし、水分を結露させて取り除く方式です。エアコンの除湿に近い仕組みを採用しており、ヒーターを使用しないため、デシカント方式より消費電力を抑えやすい特徴があります。
室温と湿度が高いほど除湿能力を発揮しやすく、梅雨や夏の湿気対策、夏場の部屋干しに向いています。消費電力が約175〜400W程度なので、31円/kWhで計算すると、1時間あたりの電気代は約5.43〜12.40円です。
デシカント方式|冬にも強いが電気代は高くなりやすい
デシカント方式は、ゼオライトなどの乾燥剤へ空気中の水分を吸着させ、ヒーターの熱で水分を取り除く方式です。気温が低くても除湿能力が落ちにくいため、秋冬の部屋干し、寒い脱衣所、結露が発生しやすい部屋などで活躍します。
一方、ヒーターを使うため、消費電力と電気代は高くなりやすいのが特徴。消費電力が約270〜465W程度なので、1時間あたりの電気代は約8.37〜14.42円です。
ハイブリッド方式|季節を問わず使いやすい
ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式の仕組みを組み合わせた除湿機です。気温が高い時期は消費電力を抑えやすいコンプレッサー方式を中心に使い、気温が低い時期はヒーターを利用するデシカント方式を補助的に使います。
季節に応じて方式を切り替えられるため、梅雨から冬まで年間を通して部屋干しを行う家庭に最適です。消費電力は標準・静音運転で約165〜185W、速乾運転で約535〜555W程度なので、31円/kWhで計算すると、1時間あたりの電気代は約5.12〜17.21円です。
ペルチェ式|狭い空間向けで消費電力が小さい
ペルチェ式は、半導体へ電流を流すと片側が冷え、反対側が熱くなるペルチェ効果を利用した除湿方式です。冷却した部分へ湿った空気を当てて結露させ、水分をタンクへ集めます。
コンプレッサーを使わないため、本体を小型・軽量にしやすく、運転音も比較的抑えやすいでしょう。小型のペルチェ式除湿機では、消費電力が34W程度なので、31円/kWhで計算すると、1時間あたりの電気代は約1.05円です。
除湿器の電気代は高い?期間別に解説

除湿機の電気代は、消費電力や除湿方式、使用時間によって大きく異なります。ヒーターを使わないコンプレッサー方式は比較的電気代を抑えやすい一方、デシカント方式やヒーターを併用する運転モードは消費電力が高くなりやすいのが特徴です。
除湿機の電気代が高いか判断する際は、1時間あたりだけでなく、1ヶ月や1年間の単位で計算しましょう。期間別に除湿器の電気代を解説します。
1時間・1ヶ月・1年あたりの電気代
除湿機の1時間・1ヶ月・1年あたりの電気代は、本体の消費電力と1日の運転時間から試算できます。以下は、電力料金目安単価を31円/kWh、1日の使用時間を8時間、1ヶ月を30日間として計算した結果です。特定の製品を示す数値ではありません。
例えば、消費電力300Wの除湿機を梅雨の3か月間、毎日8時間使用すると、単純計算の電気代は約6,696円です。一方、衣類乾燥が完了した時点で自動停止する機能を活用し、1日4時間に短縮できれば、同じ条件でも電気代は半分程度に抑えられます。
24時間つけっぱなしの電気代
除湿機を24時間つけっぱなしにした場合、1日の電気代は消費電力200Wで約148.8円、300Wで約223.2円、500Wで約372円です。期間別の電気代を算出します。
ただし、上記は定格消費電力のまま休まず運転したと仮定した試算です。実際の除湿機は、設定湿度へ達すると送風へ切り替わったり、圧縮機やヒーターを一時停止したりする場合があります。そのため、表の金額より低くなる場合がほとんどです。
除湿器とその他家電の電気代を比較
室内の湿気を取り除いたり、部屋干しした洗濯物を乾かしたりする方法には、除湿機のほかにエアコンの除湿運転や衣類乾燥機があります。いずれも湿気対策に役立ちますが、除湿の仕組み、消費電力、乾燥までにかかる時間が異なるため、かかる電気代もさまざまです。除湿器とエアコン(除湿)や衣類乾燥機の電気代を比較してみましょう。
除湿機とエアコン除湿の電気代
エアコンの除湿運転には、室温を少し下げながら湿度を取り除く「弱冷房除湿」と、冷やした空気を温め直す「再熱除湿」があります。再熱除湿は室温を下げにくい反面、再加熱に電力を使うのが特徴です。除湿機とエアコン(除湿)の電気代を比較してみましょう。
ただし、エアコンは室温や湿度が設定値へ近づくと出力を変えるため、常に表と同じ電力を消費するわけではありません。電気代だけで比較すると、除湿機、弱冷房除湿、再熱除湿の順に安くなる試算です。エアコンと除湿器は用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
除湿機と衣類乾燥機の電気代
衣類乾燥除湿機(速乾運転)と衣類乾燥機の電気代を比較した表は、以下のとおりです。
電気衣類乾燥機は、衣類の量や素材、脱水後の水分などによって乾燥時間が変わるため、1回あたりの電気代を一律には示せません。電気代の安さや室内除湿を重視する場合は除湿機、乾燥時間と家事の負担軽減を重視する場合は衣類乾燥機が向いているでしょう。
除湿器の電気代を節約する方法6選
除湿機の電気代を節約するには、単純に弱運転へ切り替えるだけでなく、室温や用途に合う方式を選び、短時間で除湿・衣類乾燥を終わらせる工夫が必要です。消費電力が小さい運転でも、洗濯物が乾くまで長時間かかれば、電気代は高くなる可能性があります。除湿機の電気代を節約する主な方法は、以下のとおりです。
- 方法1|季節に適した除湿方式を使用する
- 方法2|サーキュレーターや扇風機を併用する
- 方法3|適切な湿度に設定する
- 方法4|洗濯物の干し方を工夫する
- 方法5|フィルターをこまめに掃除する
- 方法6|省エネ性能の高いモデルに買い替える
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
方法1|季節に適した除湿方式を使用する
除湿機の電気代を節約するには、使用する季節に適した除湿方式を選びましょう。
方法2|サーキュレーターや扇風機を併用する
部屋干しで除湿機を使う場合は、サーキュレーターや扇風機を併用すると電気代の節約につながります。洗濯物の周囲には、水分を多く含んだ空気がたまりやすく、そのままでは衣類から水分が蒸発しにくくなります。
風を当てて湿った空気を移動させれば、除湿機が水分を回収しやすくなり、乾燥時間の短縮が期待できるでしょう。サーキュレーターは、直線的な風を遠くまで届け、室内の空気を循環させる用途に適しています。
方法3|適切な湿度に設定する
除湿機を必要以上に運転させないために、目的に合った湿度を設定しましょう。設定湿度を低くしすぎると、除湿機が長時間運転を続け、電気代が高くなる可能性があります。
東京都福祉保健局によると、適切な湿度の目安は40%〜60%です(※1) 。湿度センサーを搭載した除湿機では、設定湿度へ達すると除湿運転を停止し、送風へ切り替える機能があります。湿度設定がない場合は、湿度計を設置し、必要な時間だけ運転しましょう。
方法4|洗濯物の干し方を工夫する
除湿機で衣類を乾かす際は、洗濯物の干し方を工夫し、風の通り道を確保しましょう。衣類同士が密着していると、湿った空気が間に滞留し、乾燥までの時間が長くなります。
洗濯物は、壁際やカーテンの近くより、空気が動きやすい部屋の中央付近へ干すと効率的です。除湿機は衣類の近くへ設置し、吹出口をふさがないようにしてください。また、脱水時間を少し長くして衣類に残る水分を減らすと、除湿機の運転時間を短縮しやすくなります。
方法5|フィルターをこまめに掃除する
除湿機のフィルターは、取扱説明書に記載された頻度と方法に従い、こまめに掃除しましょう。フィルターへほこりがたまると、吸気する空気の量が減り、除湿能力が低下します。
洗濯物を乾かすまでの時間が長引くと、運転時間と電気代が増えるだけでなく、本体に負担がかかり故障の原因になりかねません。一般的なお手入れでは、運転を停止して電源プラグを抜き、フィルターを取り外して、表面のほこりを掃除機で吸い取ります。
方法6|省エネ性能の高いモデルに買い替える
現在使用している除湿機の消費電力が大きい場合や、使用する季節・部屋の広さに合っていない場合は、省エネ性能の高いモデルへの買い替えを検討しましょう。
除湿能力が不足する機種を長時間動かすより、必要な能力を備えた機種で短時間に乾燥を終えるほうが、1回あたりの電気代を抑えられる可能性があります。また、除湿能力が過剰な大型機種は購入費と消費電力が増えやすいため、部屋の広さや洗濯物量に合わせましょう。
除湿機能を持ち歩く!ポータブルエアコンとは
ポータブルエアコンとは、室外機を屋外へ固定する一般的なエアコンとは異なり、本体を必要な場所へ移動して使用できる空調機器です。除湿器と異なり、冷房、暖房、送風、除湿などの機能を備えているため、一年中エアコンを設置しにくい室内や屋外でも活躍します。高温多湿な環境では、冷房だけでなく除湿モードを搭載した製品を選ぶと、蒸し暑さを軽減できるでしょう。バッテリー稼働にすれば、コンセントの位置にも縛られません。
湿気対策に必要な性能|おすすめの製品
湿気対策として導入するポータブルエアコンは、除湿モードを搭載しているだけでなく、排水管理や風量、バッテリー稼働の有無まで確認しましょう。除湿運転では空気中の水分が本体内部へ溜まるため、排水タンクが満水に近づいた際に知らせる機能があると便利です。
EcoFlowが販売する、湿気対策におすすめのポータブルエアコンを見ていきましょう。
WAVE 3
冷房・暖房・除湿機能の3役を担う、ポータブルエアコン。除湿機能が付いているので、蒸し暑い時期も快適さを提供します。WAVE3の特徴は、以下のとおりです。
- 6畳以下の空間温度をわずか15分間で約8℃涼しくする
- 6畳以下の空間温度をわずか15分間で約9℃暖かくする
- 専用バッテリーパックにより、最長8時間ワイヤレス稼働できる
- AC充電とソーラー充電を組み合わせて、最短75分でバッテリーパックを充電できる
- 走行充電器「Alternator Charger」により、運転中に効率よく充電できる
- おやすみモードを使えば、約44dBの超静音で動作する
- EcoFlowアプリを使えば、手元で簡単にコントロールできる
- 設置工事不要で簡単にセットアップが完了する
2026年モデルでは、AC給電時と比較して稼働時間が12%向上しました。専用ケーブルを採用し、AC/DC変換によるロスも徹底排除しています。真夏のバーベキューで暑さ対策を万全にしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
→排水タンクが満タンになるとアラートを通知「WAVE 3 ポータブルエアコン」
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WAVE 3+専用バッテリーパック+400W軽量両面ソーラーパネル
「WAVE 3」と1,024Whの専用バッテリーパック、400Wのソーラーパネルを含めたセットです。専用バッテリーパックをWAVE 3に接続すれば、省エネモード動作時に最長8時間のバッテリー稼働が実現し、一晩中快適な空間を維持できます。
高品質のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが採用されているため、10年間の長寿命で安心して使い続けられるでしょう。専用バッテリーパックのXT60ポートを400Wのソーラーパネルに接続すると、屋外にいながら約3時間の急速充電も実現します。
→「WAVE 3+専用バッテリーパック+400W軽量両面ソーラーパネル」
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除湿機の電気代に関するよくある質問
最後に、除湿機の電気代に関するよくある質問を紹介します。- 除湿機とエアコンを同時に使うと電気代は高くなる?
- 電気代が安い除湿機は何を基準に選べばよい?
- 除湿器を使う際に気を付けたい注意点は?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
除湿機とエアコンを同時に使うと電気代は高くなる?
除湿機とエアコンを同時に使うと、2台分の電力を消費するため、1時間あたりの電気代は単体で使用する場合より高くなります。ただし、同時使用によって衣類乾燥にかかる時間が短くなれば、1回あたりの総電気代が単純に2倍になるとは限りません。
除湿機は空気中の水分を回収できますが、運転中に熱を放出するため、閉め切った室内では温度が上昇します。エアコンの冷房や除湿を併用すれば、室温と湿度を調整しながら洗濯物を乾かしやすくなるでしょう。
電気代が安い除湿機は何を基準に選べばよい?
電気代が安い除湿機を選ぶ際は、定格消費電力だけでなく、衣類乾燥1回あたりの消費電力量や乾燥時間を確認しましょう。消費電力が小さい機種でも、除湿能力が不足して長時間運転すれば、最終的な電気代が高くなる可能性があります。
梅雨や夏を中心に使用する場合は、高温時に除湿能力を発揮しやすく、ヒーターを使わないコンプレッサー方式が電気代を抑えやすいでしょう。冬にも部屋干しで使用する場合は、気温が低くても除湿能力が落ちにくいデシカント方式がおすすめです。
除湿器を使う際に気を付けたい注意点は?
除湿器を安全に使うためには、設置場所、電源コード、吸排気口、排水タンクの状態を確認する必要があります。主な注意点は、以下のとおりです。
- 電源コードを引っ張ったり、ねじったりしない
- たこ足配線や定格を超える延長コードを避ける
- 吸込口や吹出口を衣類、カーテン、家具でふさがない
- 壁や周囲の物から取扱説明書で指定された距離を空ける
- フィルターや吸込口のほこりを定期的に除去する
- 排水タンクを正しく取り付け、満水時は速やかに排水する
除湿機から異臭や異常な振動・音が発生したり、本体や電源プラグが過度に熱くなったりした場合は、直ちに使用を中止してください。
まとめ
本記事では、除湿機にかかる電気代について解説してきました。除湿機の電気代は、消費電力、運転時間、電力料金単価を使って計算できます。実際の消費電力は、運転モードや室温、湿度、洗濯物量などによって変動するのが特徴です。
除湿方式には、コンプレッサー方式、デシカント方式、ハイブリッド方式、ペルチェ式の4種類があり、それぞれ電気代も異なります。除湿器にかかる電気代を節約するには、季節に応じた方式の選択や、フィルターの定期的な掃除などが欠かせません。
EcoFlowは、除湿・冷房・暖房・送風機能を搭載したポータブルエアコンを販売しています。気温・湿度管理を一台で済ませたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
→4つの充電方式で電池切れの心配無し「WAVE 3 ポータブルエアコン」
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