外構工事を業者へまとめて依頼すると、100万円を超える見積もりになるケースも珍しくありません。庭まわりを自分の手で仕上げれば、工事費用を大きく抑えられます。まずは、どこまでDIYで対応できるのかを正しく見極めましょう。
そこで本記事では、外構DIYで自分にできる作業について解説します。業者依頼が必要な工事や失敗を防ぐ注意点、屋外作業に役立つアイテムもまとめているので、費用を抑えて理想の住まいを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
外構DIYはどこまで自分でできる?おすすめ8選
外構DIYは、掘る深さが浅く重い構造物を支えない作業であれば、初心者でも十分に取り組めます。人工芝や砂利敷きのように、道具さえ揃えば週末で仕上がる作業も少なくありません。初心者でも自分で挑戦しやすい外構DIYは、以下のとおりです。
- 1.人工芝を敷いて手入れしやすい庭を作る
- 2.レンガ・敷石で庭に小道や花壇を作る
- 3.庭に砂利を敷いて雑草対策と景観を整える
- 4.ウッドデッキを設置して庭をオシャレにする
- 5.目隠し代わりにフェンスを設置する
- 6.玄関アプローチをオシャレにする
- 7.駐車場周りに砂利・レンガを敷く
- 8.ガーデニングで自然を取り入れる
それぞれの外構DIYについて、作業の流れと併せて見ていきましょう。
1.人工芝を敷いて手入れしやすい庭を作る
人工芝敷きは、外構DIYのなかでも初心者が取り組みやすい作業です。整地して防草シートを張り、人工芝を並べてU字ピンで固定すれば完成します。天然芝のような水やりや芝刈りが不要になるため、日々の庭の手入れもぐっと楽になります。
材料費は1平方メートルあたり2,500〜5,000円程度が目安です。ただし、下地が平らでないと継ぎ目が目立つため、整地は丁寧に進めましょう。
2.レンガ・敷石で庭に小道や花壇を作る
レンガや敷石は、砂で固める砂ぎめ工法であれば初心者でも扱えます。路盤材と砂の厚みを見込んで掘り、砕石と砂を敷いてから水平に並べていきます。モルタルで固めないので、後から配置を変えたくなったときにも柔軟に対応できます。
花壇の縁取りなら数時間で仕上がり、気に入らなければ並べ直せる点も魅力です。ただし、人が歩く小道は、下地の転圧が甘いとレンガが沈んでしまいます。
3.庭に砂利を敷いて雑草対策と景観を整える
砂利敷きは、雑草対策と景観づくりを同時にかなえられる方法です。除草して防草シートを張り、厚さ4〜5cm程度まで砂利を敷くと雑草を抑えられます。歩くと大きな音が鳴るため、夜間の侵入を防ぐ防犯砂利を選ぶ方法も有効といえます。
防草シートは1平方メートルあたり150〜700円程度で購入できます。安価なシートは数年で破れる場合があるため、耐久性を確かめて選びましょう。
4.ウッドデッキを設置して庭をオシャレにする
ウッドデッキは、寸法の揃ったキット製品を選べばDIYでも設置できます。束石を水平に据えて土台を組み、床板を張る流れで作業を進めていきます。人工木のキットなら塗り直しの手間も少なく、屋外でも長く美しさを保てるでしょう。
一方、面積が広がるほど水平の精度が求められ、据え付けの甘さが傾きを招きます。まずは、小さめのサイズから試すと、失敗のリスクを抑えられるでしょう。
5.目隠し代わりにフェンスを設置する
視線を遮る低めのフェンスであれば、DIYでも十分に設置できます。深さ20cm程度の穴を掘り、束石やモルタルで支柱を固定してから板材を張りましょう。板の間隔を少しだけ空けて張ると、風を上手に逃がしながら視線だけを遮れます。
高さ2m・幅5m程度で3万円前後に収めるなら、ホームセンターの木材でも可能です。ただし、高さのあるフェンスは風を受けやすいため、支柱の間隔に注意しましょう。
6.玄関アプローチをオシャレにする
玄関アプローチは、枕木や飛び石を並べるだけでも印象が大きく変わります。歩幅に合わせて配置を決め、水平器で高さを揃えながら据えると安定します。枕木の周囲を砂利や下草で埋めておくと、素材の切り替えが自然になじむのでおすすめです。
つまずきを防ぐには、周囲の地面と高さを揃える作業が欠かせません。駐車場側まで枕木を延ばす場合は、耐荷重に優れたハードウッドを選びましょう。
7.駐車場周りに砂利・レンガを敷く
駐車場まわりは、砕石や砂利を敷く仕上げならDIYでも施工できます。ぬかるみを防げるうえ足音が響くため、防犯対策としても効果的です。土がむき出しの状態と比べると、雨の日に泥が跳ねて車体や玄関が汚れるのも防げます。
タイヤが乗る位置は沈み込みやすいので、砕石を厚めに敷いて入念に転圧します。なお、駐車スペース全体をコンクリートで固める工事はDIYの範囲を超えます。
8.ガーデニングで自然を取り入れる
ガーデニングは、外構DIYのなかでも少ない道具で始められる分野です。木材で棚を組んだり100円ショップの小物で飾ったりと、予算に応じて楽しめます。季節ごとに草花を植え替えれば、庭の表情を一年中変えられる点も魅力です。
植栽は日当たりと水はけに左右されるため、環境に合った品種を選びましょう。土や鉢を入れ替える作業を見越して、通路を確保しておくと管理が楽になります。
外構DIYのメリット・デメリット
外構DIYには費用を抑えられる魅力がある一方、仕上がりや安全性の面で注意すべき点も存在します。どちらか一方だけを見て判断すると、着手してから後悔する結果になりかねません。特に基礎や下地に関わる部分は、後からの修正が難しくなります。外構DIYのメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
自分で外構をDIYするメリット
外構DIYの最大のメリットは、工事費用を大きく抑えられる点にあります。業者へ支払う金額の多くは人件費が占めるため、自分で作業すれば半額以下に収まる例もあります。自分の手で外構をDIYする主なメリットは、以下のとおりです。
- 人件費が発生せず、業者依頼より費用を抑えられる
- 好みの色や素材を選び、理想の雰囲気に仕上げられる
- 工期に縛られず、週末ごとに少しずつ進められる
- 手を加えた分だけ住まいへの愛着が深まる
なかでも費用面の効果は大きく、浮いた予算を素材のグレードアップに回せます。時間をかけて仕上げる過程そのものを楽しめる点も、DIYならではの魅力です。
自分で外構をDIYするデメリット
一方で、外構DIYには仕上がりや安全性に関わるデメリットも数多く存在します。下地や基礎が不十分だと数年で傾きが生じ、作り直す手間と費用が発生しかねません。着手する前に押さえておきたい主なデメリットは、以下のとおりです。
- プロの施工に比べて仕上がりの精度が落ちやすい
- 完成までに長い作業時間を確保する必要がある
- 施工後の保証がなく、不具合も自分で直すしかない
- 工具や材料を揃える初期費用がかかる
高さ2mの目隠しフェンスでも30時間前後かかり、完成まで数か月に及びます。安全に関わる部分ほど、無理をせず業者へ任せる判断も欠かせません。
外構DIYが難しい!業者依頼が必要な作業
外構工事には、法律で資格が求められる作業や、失敗が重大な事故へ直結する作業も含まれます。安さを優先して無理に自分で進めると、やり直しの費用がかえって高くつくでしょう。DIYを避けて専門業者へ依頼したい工事は、以下のとおりです。- 駐車場の土間コンクリート工事
- カーポート・ガレージの設置工事
- ブロック塀・擁壁などの基礎工事
- 高さのあるフェンス・門柱の設置工事
- 電気配線を伴う照明・電気設備工事
- 給排水・排水設備の工事
なぜ業者への依頼が欠かせないのか、工事ごとの理由を見ていきましょう。
駐車場の土間コンクリート工事
土間コンクリートは車の重量を支えるため、路盤の転圧と配筋が欠かせません。生コンは仕上げまでの時間が限られ、複数人で一気に均す必要があります。
DIYで施工するとひび割れや水たまりが発生しやすく、やり直しも困難です。撤去には斫りの作業と処分費用まで必要になり、結果的に高くつくでしょう。
カーポート・ガレージの設置工事
カーポートは建築物として扱われ、建築確認申請が求められる場合があります。防火地域や準防火地域では、規模を問わず申請が必要になる点に注意しましょう。
柱を支える基礎が不十分だと、強風時に屋根ごと飛ばされる危険が生じます。申請書類の作成も専門的なため、外構業者やメーカーの施工店へ相談してください。
ブロック塀・擁壁などの基礎工事
ブロック塀は、建築基準法施行令で高さや厚さ、基礎の寸法が定められています。塀の高さは2.2m以下、基礎の根入れ深さは30cm以上を確保しなければなりません(※1)。控え壁の有無によっても、認められる高さの上限は変わってきます。
見た目が整っていても、鉄筋や基礎が不足した塀は地震で倒壊する恐れがあります。擁壁は構造計算を伴うため、必ず専門の業者へ依頼してください。
高さのあるフェンス・門柱の設置工事
高さのあるフェンスや門柱は受ける風圧が大きく、支柱の固定だけでは支えきれません。ブロック塀の上へ立てる場合は、塀と合算した高さの制限も確認が必要です。
門柱には表札やポスト、インターホンが取り付けられ、電気配線を伴う場合もあります。傾きが目立ちやすい部分でもあるので、施工の精度を求めるなら業者が安心です。
電気配線を伴う照明・電気設備工事
屋外照明やコンセントの増設は、電気工事士の資格がなければ行えません。配線への直結や分電盤の工事なども、有資格者だけに認められています(※2)。
無資格で工事を進めると罰則の対象になり、漏電や火災を招く恐れもあります。ソーラーライトのように配線を伴わない照明なら、DIYでも自由に設置できるでしょう。
※2参考:経済産業省「電気工事士等資格が不要な『軽微な工事』とは」
給排水・排水設備の工事
立水栓の移設や散水栓の増設など、水道本管につながる工事にも規制があります。水道事業者の指定を受けた指定給水装置工事事業者しか、施工は認められません。
雨水の排水計画も、勾配を誤ると敷地内へ水がたまる原因になってしまいます。地中には配管が通るため、深く掘る工事は業者へ任せた方が安全でしょう。
外構DIYで大活躍するポータブル電源とは
外構DIYでは、電動ドライバーや丸ノコ、サンダーといった電動工具を屋外で使います。しかし、庭や駐車場に屋外コンセントがない住宅も多く、母屋から延長コードを引き回す手間が生じます。そこで役立つのが、屋外へ手軽に持ち出せるポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。外構DIYに適したポータブル電源の性能を見ていきましょう。
外構DIYに必要な性能|おすすめの製品
外構DIYでポータブル電源を使うなら、電動工具の起動時に流れる大きな電流へ対応できる定格出力が欠かせません。丸ノコやコンプレッサーまで見据えるなら、定格出力1,500W以上が目安。長時間の作業を考えると、容量1,000Wh以上も確保したいところです。
売上高と販売台数が世界No1の実績を誇るEcoFlowは、高出力なポータブル電源を展開しています。DIYに適したモデルの主なスペックは、以下のとおりです。
| モデル | DELTA 3 Classic | DELTA 3 Max Plus |
|---|---|---|
| 容量 | 1,024Wh | 2,048Wh |
| 定格出力(サージ) | 1,500W(3,000W) | 3,000W(6,000W) |
| X-Boost(出力ブースト) | 2,000W | 3,800W |
| 重量 | 12.1kg | 22.1kg |
| サイズ | 39.8×20×28.3cm | 49.4×24.2×30.5cm |
| AC満充電時間 | 最短約60分 | 約108分 |
| 出力ポート | 6口 | 10口 |
| 参考価格(税込) | 109,700円 | 249,800円 |
外構DIYでの使い勝手を踏まえ、両モデルを詳しく見ていきましょう。
DELTA 3 Classic
定格出力1,500W、容量1,024Whの軽量ポータブル電源。約12.1kgのコンパクト設計ながら、X-Boost機能により合計2,000Wまでの電動工具を動かせます。接続機器の一時的な高出力にも、最大3,000Wまで対応可能。
計6つの出力ポートを備え、電動工具と作業灯、スマートフォンへの同時給電も行えます。ACコンセントから最短約60分で満充電でき、作業の合間にも電力を補えます。約22dBの静かな運転音なので、住宅街での作業でも音が気になりません。
→性能・安全性・使い勝手のどれも犠牲にしない「DELTA 3 Classic」
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DELTA 3 Max Plus
定格出力3,000W、大容量2,048Whのポータブル電源。X-Boost機能で最大3,800Wまで対応するため、消費電力の大きい電動工具を複数台つないでも余裕があります。接続機器の一時的な高出力にも、最大6,000Wまで対応可能。
10個の出力ポートを搭載し、4口のACコンセントは個別に管理できます。ACコンセントから約108分で満充電でき、拡張バッテリーで最大10,240Whまで増やせます。大規模な外構DIYから家庭の防災用途まで幅広く活躍する一台です。
→高出力で電動工具も余裕で動かせる「DELTA 3 Max Plus」
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外構DIYで失敗しないための注意点5選
外構DIYは、進め方を誤ると仕上がりの粗さや思わぬ出費につながります。手順を決めずに着手すると、途中で材料が足りなくなったり動線が悪くなったりと、作業がスムーズに進みません。作業を始める前に押さえておきたい注意点は、以下のとおりです。- 1.完成イメージと施工手順を事前に決める
- 2.難易度の低い場所からDIYを始める
- 3.許可や資格が必要な工事を事前に確認する
- 4.安全性に関わる工事は無理にDIYしない
- 5.DIYと外構業者を上手に組み合わせる
それぞれの注意点について、進め方とあわせて見ていきましょう。
1.完成イメージと施工手順を事前に決める
外構DIYは、簡単な設計図を描くところから始めると失敗を減らせます。庭全体の寸法を測り、通路や植栽の位置を紙へ落とし込んでいきましょう。
先に全体像を固めておけば、動線の悪さに気付いて作り直す事態も防げます。写真を集めて共有しておくと、家族との認識のずれも起こりにくくなります。
2.難易度の低い場所からDIYを始める
初挑戦であれば、砂利敷きのようにやり直しの利く作業から着手しましょう。狭い範囲で工具や下地づくりに慣れると、次の作業の精度も自然に上がります。
いきなり駐車場や玄関まわりに手を付けると、補修も大掛かりになりがちです。建物から離れた場所で試し、感覚をつかんでから範囲を広げると安心でしょう。
3.許可や資格が必要な工事を事前に確認する
外構工事には、建築確認申請や国家資格が求められる作業も含まれています。カーポートや電気配線の工事は、着工前に自治体や専門業者へ確認しましょう。
隣地との境界にかかる工事も、事前の話し合いがトラブルを防いでくれます。騒音や粉じんが出る作業の前には、近隣への挨拶も済ませておきましょう。
4.安全性に関わる工事は無理にDIYしない
高さのある構造物や、人と車の重量を支える部分はDIYの対象から外します。倒壊や陥没が起きれば、通行人まで巻き込む事故に発展しかねません。
地面を掘る作業でも、深さ30cm程度で埋設管に当たる場合があります。位置が分からないまま掘り進めるのは避け、図面で確認してから着手しましょう。
5.DIYと外構業者を上手に組み合わせる
費用と安全性を両立させたいなら、DIYと業者施工の使い分けが有効です。基礎や配線は業者へ任せ、仕上げや装飾を自分で手掛けるとよいでしょう。
相談の際は、DIYで担当する範囲を先に伝えると見積もりが明確になります。分離発注に対応する業者も多いため、複数社へ相談して比較してみてください。
まとめ
本記事では、外構DIYで自分にできる作業の範囲について解説してきました。人工芝や砂利敷き、レンガ、フェンス、ガーデニングなど、掘る深さが浅く重量を支えない作業は初心者でも取り組めます。まずは狭い範囲から試して、工具の扱いや下地づくりに慣れましょう。やり直しの利く場所から始めておくと、失敗しても立て直しが利きます。
一方、土間コンクリートやカーポート、ブロック塀、電気・給排水の工事は資格や構造計算が欠かせません。安全に関わる部分は無理をせず、専門の外構業者へ依頼しましょう。
EcoFlowは、電動工具を安定して動かせる大容量のポータブル電源を販売しています。コンセントのない庭で外構DIYを進めたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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