ふるさと納税の返礼品といえば食品が定番ですが、ポータブル電源を選べる自治体もあります。実質2,000円の負担で防災用の電源を備えられるなら、試してみたい方も多いでしょう。一方で、どこでもらえるのか、何を基準に選ぶべきか迷う方もいるはずです。
そこで本記事では、ふるさと納税でもらえるポータブル電源の選び方について解説します。申し込みの流れや注意点、電源関連のほかの返礼品も紹介しているので、寄附を活用して停電への備えを進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ふるさと納税でポータブル電源はもらえる?
ふるさと納税では、ポータブル電源を返礼品として用意している自治体があります。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。寄附を申し込む前に、まずは制度の基本を押さえておきましょう。
- ふるさと納税の仕組み|自己負担2,000円で返礼品を受け取れる
- ポータブル電源が返礼品として人気の理由
- ポータブル電源を返礼品にしている自治体の探し方
ふるさと納税の仕組みから返礼品の探し方まで、順番に解説します。
ふるさと納税の仕組み|自己負担2,000円で返礼品を受け取れる
ふるさと納税とは、選んだ自治体に寄附すると、寄附額のうち2,000円を超える部分が所得税と住民税から控除される制度です(※1)。控除には一定の上限があり、その範囲内であれば、実質2,000円の負担で返礼品を受け取れます。
返礼品は、寄附額に対する返礼割合を3割以下とし、地場産品とするよう国の基準で定められているのが特徴です(※2)。そのため、ふるさと納税サイトに返礼品として並ぶのは、自治体の区域内で製造や加工などの工程に関わった製品に限られます。
※1参考:総務省「ふるさと納税の概要」
ポータブル電源が返礼品として人気の理由
ポータブル電源が返礼品として選ばれる大きな理由は、停電への備えを実質2,000円の負担で進められる点です。地震や台風による停電が長引いた場合でも、照明やスマートフォン、冷蔵庫などの家電に必要な電気を届けられるでしょう。
キャンプや車中泊といったアウトドアでも使えるため、平常時から非常時まで幅広く活躍します。食品と違って消費期限がなく、控除の枠をまとめて使いやすい点も魅力です。
ポータブル電源を返礼品にしている自治体の探し方
ポータブル電源を返礼品にしている自治体は、ふるさと納税サイトのキーワード検索機能を使って探すのが近道です。「ポータブル電源」「蓄電池」などの語で検索し、寄附額の範囲で絞り込むと、候補となる返礼品を比べやすくなります。
返礼品のページでは、発送時期や保証の内容も確かめておきましょう。自治体によっては、区域内に住む方からの寄附を受け付けていない場合もあります。
ふるさと納税でもらえる電源関連の返礼品4種類
ふるさと納税の返礼品には、電気を溜めるポータブル電源のほかにも、電気を生み出す製品や家庭向けに溜める製品も並んでいます。用途や寄附できる金額によって、向いている返礼品は異なるでしょう。ふるさと納税でもらえる電源関連の返礼品は、以下のとおりです。
- 種類1|ポータブル電源
- 種類2|ソーラーパネル
- 種類3|モバイルバッテリー
- 種類4|家庭用蓄電池
返礼品ごとの特徴と向いている人について、詳しく見ていきましょう。
種類1|ポータブル電源
ポータブル電源は、ACコンセントやUSBポートを備え、家電やスマートフォンにそのまま給電できる機器です。持ち運びやすい小型モデルから大容量モデルまであり、寄附額も数万円から100万円を超えるものまで幅があります。
停電対策とアウトドアの両方に使いたい方や、1台で幅広い家電を動かしたい方におすすめです。自由に持ち運んで、自宅のように快適な空間を作り出しましょう。
種類2|ソーラーパネル
ソーラーパネルは、太陽光で発電した電気をポータブル電源やスマートフォンに送る機器です。電気の復旧が数日にわたって遅れても、日中に充電を続けられるため、ポータブル電源と組み合わせれば、停電への備えがより確かなものになります。
返礼品には、スマートフォン向けの小型パネルから、ポータブル電源とパネルを組み合わせたセットまで、さまざまな製品があります。パネル単体を選ぶ場合は、手持ちのポータブル電源と接続端子や入力電圧が合うかどうかも、事前に確認しておきましょう。
種類3|モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、スマートフォンなどの充電に使う小型のバッテリーです。寄附額1万円前後から選べるものもあり、控除の上限額が少ない方でも申し込みやすいでしょう。
ただし、多くの製品はACコンセントを備えていないため、家電を動かす用途には向きません。日常のスマートフォンの充電にはモバイルバッテリー、停電時の家電への給電にはポータブル電源と、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
種類4|家庭用蓄電池
家庭用蓄電池は、自宅の分電盤などにつないで、家全体や特定の回路に電気を届ける設備を指します。停電時にも普段どおりコンセントから電気を使え、屋根の太陽光発電でつくった電気をためて夜間に回せば、日々の節電にもつながります。
据え置き型は工事が必要なため、返礼品にしている自治体は多くありません。分電盤につなぐと家庭用蓄電池になり、ケーブルを外せば持ち運べるポータブル電源も登場しました。
ふるさと納税でポータブル電源を選ぶ際の5つのポイント
ふるさと納税でポータブル電源を選ぶ場合も、基本の選び方は通常の購入と変わりません。ただし、返礼品は届いてから交換や返品がしにくいため、性能を事前に見極める必要があります。返礼品を申し込む前に確認しておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 1.バッテリー容量を用途に合わせる
- 2.定格出力で使える家電を確認する
- 3.長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶ
- 4.ソーラーパネルとのセットかを確認する
- 5.保証期間とサポート窓口を確認する
容量や出力など、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.バッテリー容量を用途に合わせる
バッテリー容量はWh(ワット時)で表され、数値が大きいほど家電を長い時間動かせます。スマートフォンの充電や照明が中心なら小型モデルでも足りますが、停電時に冷蔵庫や電気毛布も動かしたいなら1,000Wh以上が目安です。
家電を使える時間は、容量にAC出力時の変換ロスを見込んだ係数0.8を掛け、家電の消費電力で割るとおおよそ計算できます。例えば、1,000Whのポータブル電源で消費電力50Wの電気毛布を使う場合は、約16時間使える計算です。
2.定格出力で使える家電を確認する
定格出力とは、ポータブル電源が長時間にわたって安定して出し続けられる電力の上限を指します。使いたい家電の消費電力が定格出力を上回ると、使用の途中で電源が落ちたり、家電がそもそも起動しなかったりするため注意しましょう。
電子レンジやドライヤーのように消費電力が1,000Wを超える家電を使うなら、定格出力1,500W以上のモデルが安心です。複数の家電を同時に動かす場合は、消費電力の合計が定格出力に収まるかを必ず事前に確かめてください。
3.長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を選ぶ
ポータブル電源は長く使う製品なので、寿命が長いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモデルがおすすめです。熱に強く安全性が高いうえ、約4,000回の充放電を繰り返したあとも、初期容量の80%を保てる製品も販売されています。
防災用のポータブル電源は、使わない期間も定期的に充電して残量を保つのが基本です。寿命の長い電池なら、充放電を重ねても容量が落ちにくく、いざというときに頼れます。
4.ソーラーパネルとのセットかを確認する
長期の停電に備えるなら、ソーラーパネルとセットになった返礼品かどうかも確かめておきたいところです。電力会社からの電気が止まり、コンセントから充電できない状況でも、日中の太陽光を使ってポータブル電源に電気をためられます。
本体のみの返礼品を選ぶ場合は、後からソーラーパネルを買い足せるかを見ておくと安心です。ソーラー入力の上限値が大きいモデルほど、晴れた日に短い時間で充電を終えられるため、長い停電の間も必要な電気を補いやすくなります。
5.保証期間とサポート窓口を確認する
返礼品のポータブル電源にも、メーカー保証が付いているかを確認しましょう。保証期間は製品によって異なり、長いものでは5年間の保証が付いた返礼品もあります。
故障したときの問い合わせ先が、自治体とメーカーのどちらなのかも把握しておきましょう。日本語で相談できるサポート窓口の有無も、大切な判断材料です。
ふるさと納税でポータブル電源を申し込む流れ

ふるさと納税でポータブル電源をもらうまでには、上限額の確認から控除の手続きまで、いくつかの段階を踏みます。手順を知らないまま進めると、控除を受け損ねるおそれもあるため注意しましょう。寄附の申し込みから控除を受けるまでの流れは、以下のとおりです。
- 手順1|控除上限額をシミュレーションで確認する
- 手順2|ふるさと納税サイトで返礼品を選ぶ
- 手順3|寄附を申し込み決済する
- 手順4|ワンストップ特例か確定申告で控除を受ける
それぞれの手順で行う作業の内容を、順番に詳しく解説していきます。
手順1|控除上限額をシミュレーションで確認する
最初に、自己負担が2,000円で済む寄附額の上限を確認しましょう。控除の対象となる額には上限があり、住民税の特例分は住民税所得割額の2割が限度です(※3)。
上限額は、年収や家族構成、ほかの控除の状況によって一人ひとり異なります。ふるさと納税サイトのシミュレーションを使えば、上限額の目安を手軽に把握できるでしょう。
※3参考:総務省「税金の控除について」
手順2|ふるさと納税サイトで返礼品を選ぶ
上限額の目安がわかったら、ふるさと納税サイトで返礼品を探します。容量や定格出力、保証期間などを比べ、上限額の範囲に収まる返礼品を選びましょう。
ポータブル電源は寄附額が大きく、1件で上限額の多くを使う場合があります。ほかの返礼品と組み合わせるなら、年間の合計が上限を超えないよう計画を立てておくと安心です。
手順3|寄附を申し込み決済する
返礼品を決めたら、寄附者の情報を入力して申し込み、決済を済ませます。控除を受けられるのは寄附者本人のため、税金を納めている本人の名義で申し込む必要があります。
控除額は1月から12月までの寄附額で計算されるため、その年の控除を受けたい場合は12月31日までに決済しましょう。決済が済むと、後日、寄附先の自治体から寄附金受領証明書が届くため、確定申告に備えて大切に保管してください。
手順4|ワンストップ特例か確定申告で控除を受ける
控除を受けるには、原則として寄附した翌年の3月15日までに、税務署へ確定申告を行います(※4)。確定申告が不要な給与所得者などで、寄附先が5団体以内の場合は、確定申告の代わりとしてワンストップ特例制度を利用できます。
特例の申請書は、寄附した翌年の1月10日までに寄附先の自治体へ提出します(※5)。6団体以上に寄附した場合や、医療費控除などで確定申告する場合は、特例を使えません。
※4参考:総務省「ふるさと納税の流れ」
※5参考:東広島市「ワンストップ特例制度について」
ふるさと納税でポータブル電源をもらう際の注意点

ふるさと納税でポータブル電源を受け取る際は、通常の買い物とは違う点にも気を配る必要があります。寄附額が大きい返礼品ほど、確認不足による負担も大きくなりがちです。ポータブル電源を申し込む前に、押さえておきたい主な注意点を紹介します。
- 注意点1|控除上限額を超えた分は自己負担になる
- 注意点2|申し込みから届くまでに時間がかかる
- 注意点3|初期不良や故障の問い合わせ先を確認する
それぞれの注意点について、具体的な対策と併せて確認しておきましょう。
注意点1|控除上限額を超えた分は自己負担になる
寄附額が控除の上限を超えると、超えた分は控除の対象にならず、全額が自己負担です。住民税の特例分が所得割額の2割を超えた場合、実質の負担は2,000円を上回ります。
年の途中で転職や退職をすると、所得が見込みより減り、上限額も下がる場合があります。寄附額の大きいポータブル電源は、年収の見通しが立つ時期に申し込むのが安全です。
注意点2|申し込みから届くまでに時間がかかる
ポータブル電源の返礼品は、申し込みから届くまでに時間がかかる場合があります。返礼品のページには「決済から1か月程度で発送」のように、発送の目安が記載されています。
年末は申し込みが集中し、発送がさらに遅れる場合もあるでしょう。台風シーズンや冬の停電に備えたい方は、使いたい時期から逆算して、早めに申し込むのがおすすめです。
注意点3|初期不良や故障の問い合わせ先を確認する
返礼品のポータブル電源に不具合があった場合、問い合わせ先は返礼品ごとに異なります。届いたら早めに動作を確認し、異常があれば返礼品ページに記載の窓口へ連絡しましょう。
メーカー保証を受けるには、製品の登録や保証書の提示が求められる場合もあります。同封の保証書や説明書は、製品と一緒に大切に保管してください。
ふるさと納税の返礼品あり!おすすめのポータブル電源
売上高と販売台数が世界No1の実績を誇るEcoFlowのポータブル電源は、ふるさと納税の返礼品としても選べます。秋田県大仙市がふるさとチョイスに掲載している返礼品のポータブル電源は、EcoFlowの大容量モデル「DELTA Pro 3」です(※6)。
また、返礼品に登録されていない製品の中にも、魅力的なポータブル電源は多数存在します。平常時から非常時まで使える、返礼品と非返礼品のおすすめ製品を見ていきましょう。
EcoFlowは、防災にも日常にも活躍するポータブル電源を販売しています。
- 【返礼品】DELTA Pro 3
- 【非返礼品】DELTA 3 Plus
容量や電池寿命、保証の違いに注目しながら、詳しく解説していきます。
※6参考:ふるさとチョイス「EcoFlow Technology Japan株式会社のお礼の品」
【返礼品】DELTA Pro 3
定格出力3,600W、容量4,096Whの大容量ポータブル電源。100Vと200Vの両方に対応し、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200V機器にも給電可能です。変換ロスを見込んで計算すると、消費電力600Wのポータブルエアコンを約5.4時間使えます。
電池は長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池で、4,000回の充放電を繰り返しても初期容量の80%程度を維持。ソーラー入力は最大2,600Wと大きく、ソーラーパネルを買い足せば停電中も日中に充電を続けられるでしょう。
AC出力7ポートに加え、USB-CとUSB-Aを2つずつ搭載。メーカー5年保証に加え、保証期間終了後もアフターサービスを継続して受けられます。
→専用エクストラバッテリーで最大12kWhまで拡張「DELTA Pro 3」
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【非返礼品】DELTA 3 Plus
定格出力1,500W、容量1,024Whの家庭向けポータブル電源。X-Boost機能を使えば、ヘアドライヤーや電子レンジなど最大2,000Wの家電も動かせます。消費電力50Wの電気毛布なら、変換ロスを見込んでも約16時間使える計算です。
電池には、4,000回の充放電後も容量の80%以上を保つリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。ソーラー入力は最大1,000Wで、ソーラーパネルとのセットも選べます。返礼品ではないため、寄附の上限額に左右されず、必要と感じたときにすぐ購入できるモデルです。
AC入力1,500Wでの充電なら、わずか40分で約80%まで回復し、最短56分でフル充電が完了。保証期間は5年で、故障時はEcoFlowにメールや電話で相談できます。
→停電時も10ミリ秒未満で電源を自動切り替え「DELTA 3 Plus」
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ふるさと納税のポータブル電源に関するよくある質問
最後に、ふるさと納税でポータブル電源をもらう際に、多くの方が疑問に感じる点をまとめました。返礼品ならではの制約もあるため、寄附を申し込む前に確かめておきましょう。ふるさと納税のポータブル電源について、よく寄せられる質問は以下のとおりです。
- ふるさと納税のポータブル電源の還元率は?
- 楽天ふるさと納税でもポータブル電源は選べる?
それぞれの質問への回答を、国の制度の決まりと併せて見ていきましょう。
ふるさと納税のポータブル電源の還元率は?
還元率は、寄附額に対して返礼品の価値がどれだけあるかを示す目安です。返礼品の調達費用は寄附額の3割以下と定められており、3割程度が目安と考えましょう。
ポータブル電源は寄附額が大きいため、還元率だけで選ぶと控除の上限を超えやすくなります。容量や保証など、長く使ううえで大切な性能と併せて比べるのがおすすめです。
楽天ふるさと納税でもポータブル電源は選べる?
楽天ふるさと納税でも、秋田県大仙市のDELTA Pro 3など、ポータブル電源の返礼品を選べます。ただし、2025年10月1日からは、寄附者にポイントを付与するサイトを通じた自治体の寄附の募集が、国の基準で禁止されました(※7)。
そのため、寄附額に応じてサイトがポイントを還元する仕組みは使えません。サイトを選ぶ際は、掲載されている返礼品の種類や、使い慣れた決済方法を基準にするとよいでしょう。
※7参考:総務省「村上総務大臣閣議後記者会見の概要(令和7年9月30日)」
まとめ
本記事では、ふるさと納税でもらえるポータブル電源の選び方について解説してきました。
ふるさと納税は、上限額の範囲内なら実質2,000円の負担で返礼品を受け取れる制度です。電源関連の返礼品には、ポータブル電源のほか、太陽光で発電できるソーラーパネルやモバイルバッテリー、家庭用蓄電池も用意されています。
寄附先を決める際は、容量と定格出力、電池の種類、保証まで比べておきましょう。控除の上限額や申請の期限を守れば、寄附を通じて無理なく停電に備えられるでしょう。
EcoFlowは、ふるさと納税の返礼品に選ばれている大容量モデルから、家庭の防災に適した標準モデルまで幅広く販売しています。自宅の停電対策を万全に整え、もしもの備えを進めたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
→4,000サイクル後も初期容量の80%を維持「DELTA Pro 3」
→専用エクストラバッテリーで最大5kWhまで容量を拡張「DELTA 3 Plus」
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